カイロプラクティックの独自性とは

世の中には多数の手技があります。
そうでなくてもカイロプラクティックの中にも多数のテクニックが存在します。

多くの手技や療法は、その歴史の中で認知度の高まりとともに医療の一部とみなされ西洋医学に取り込まれていきました。
鍼灸やオステパシーなどがそうです。
取り込まれることによって、どの独自性を失い医療の一部になり、それらの手技を行う人はお医者さんとなんか変わらなくなってきてしまいました。

カイロプラクティックは、その歴史の中で、その独自性を守るために西洋医学の医師会と多くの闘争があったそうです。カイロプラクティックは医療の一部ではない、医療ではない。
そう主張するカイロプラクティックの創世記の担い手は、医療でないのに医療行為をしたということで、牢屋にも入れられたりしました。

歴史の中で、そうやって勝ち取ったのがカイロプラクティックの独自性です。

カイロプラクティックの独自性とはなにか?

カイロプラクティックの発展者であるB.J.パーマーは、その著書(グリーンブック)の中で、こう述べていました。

医療行為を行うメディカルドクターが扱う対象は病気です。病気=ディジーズ(Disease)

それに対して

医療行為を行わないカイロプラクティックが扱う対象は、ディス・イーズ(Dis-Ease)の状態の方

ディス・イーズ(Dis-ease)とは、どういう状態なのか?

これはカイロプラクティックの用語で、調整が効かない状態を意味し、実体の無いもの。だそうです。
よく分かりませんね((笑

もうちょっと分かりやすく言うと、ラック・オブ・アダプテーション(Lack of adaptation)

適応性の欠如・適応からの逸脱

している状態の人が対象です。
まだ、ちょっとピンとこないですね。

環境に適応できている?できていない?

人間にかぎらず生きている物は、自分の周囲の環境に合わせて生きてます。

長い年月をかけて環境に合わせた結果が進化という状態とも言えます。

その環境に一時的にでも合わせることが出来なかったりすると、病気をしたり怪我をしたりするわけです。

簡単に言うと、冬になって寒くなります。この寒さに身体が適応できず変調をきたすと風邪の菌が体内に侵入してしまいます、菌を体内に取り込んでしまい風邪になってしまいます。寒さに適応できれば菌の侵入を許すことなく、風邪をひく事もありません。

この適応性は自分の中で調整できるのですが、ある状態になると自分で微調整できなくなってしまいます(完全に適応できなくなる状態は死んでいる状態です)。

そうすると環境への適応能力がわずかに低下してしまいます。

適応能力が低下していると言うことは、生命機能が低下しているとも言えますし、身体機能が低下しているとも言えます

この適応能力の微調整ができずわずかでも低下している方が対象なのです。

適応能力の低下と、症状や病気の有無は直接関係ありません

この適応能力が落ちているからといって病気になるとは限りません。

この適応能力が十分発揮されていても病気状態の方もいます。

つまり痛みや症状に関わらず、この適応能力の微調整が出来ない状態(ディス・イーズ=Dis-Ease)の方が対象です。

なので、メディカル=医療行為を邪魔することはありませんし、メディカルの専門性を害することもないのです。

ここが、カイロプラクティックの独自性です。

とは言っても、近年のカイロプラクティックは、医療と同じであると主張する考えの方も多く存在しメディカルと同じようなことをしているカイロプラクターが大半です。

私はこのカイロプラクティックの独自性を尊重したいと考えています。