仙骨と腰痛について

こんにちは。院長のの大関です。 ブログにお越しいただきましてありがとうございます。

仙骨と腰痛についてです

仙骨という骨は骨盤(骨盤)の真ん中に挟まれていて、尾てい骨の付いている骨です。 上には腰椎が乗っており、さらには上半身、頭を支えている中心の骨と言っても良いでしょう。 さらには骨盤を介して両脚に別れる分岐点とも言えます。

2本の脚を通して真下(地面)から来る圧力と、上半身と頭部を通して真上から来る圧力を支えているので、体のバランスを考えても大変重要な骨だということが分かります。

仙骨は骨盤(腸骨)と大変強い靭帯で結合されており簡単に動くことはありません。

しかし、日常の偏った動作によって徐々にねじれが起こることはあります。動くと言っても数ミリのズレ、数度の傾きです。

この仙骨にズレが起こるとどうなりますでしょうか?

仙骨の周辺にはたくさんの筋肉が付着しており、仙骨のズレに寄って筋肉の左右バランスもくずれ偏った緊張が生まれます。

これは股関節の痛みへの影響も生まれます。

また仙骨の上には腰椎が椎間板を介して乗っていますので、腰椎のズレ・傾きも生み出します。

背骨全体の前後の影響を考えてみても

仙骨が前方に傾くと腰椎と首の骨の前後の彎曲が強まります。

逆に仙骨が後方に傾くと腰椎と首の骨の前後の彎曲が弱くなりストレートに近づきます。

それぞれが椎間板に影響を与えますので、腰の場合、脚へ続く神経への影響なども現れます。

また背骨全体としてもクッション性が失われてしまいますので、腰椎椎間板ヘルニア等の可能性も出てきます。

カイロプラクティックでは腰の骨は、まず後ろにずれると考えていますので、仙骨が後ろに傾くと、腰の骨(腰椎)の後方へのずれも強くなってしまいます。

原因不明の腰痛などは、仙骨のずれによる長年に渡る背骨の彎曲の変化が大きいのです。

カイロプラクティックで正しい位置に仙骨と腰椎を戻してあげることが大事になってきますね。

最後までお読みいただきありがとうございました。