
カイロプラクティック的に身体を考えると
こんにちは、新潟市でカイロプラクティックをベースにして施術をしている大関です。
肩こりを考える時、どうして私ばっかり凝るんだろう?って考えたことありませんか?
肩が凝っている時、身体に何が起こっているんだろう?凝っていないときと何が違うんだろう?
その辺が分かれば、肩が凝っても酷くならないうちに自分なりに解消したりすることが出来ますし、早め早めに悪い芽を摘むことが出来れば、慢性化したり、身体の他の部位にまで悪影響が出ないで済むでしょう。
カイロプラクティックでは、身体の状態や姿勢を、重力に対する骨格的な面と神経学的な面で捉えています。
いちばん大事な部分は頭です。頭には、身体の動きを支配している中枢神経として脳が収まっています。
人間にとってこの脳の機能が落ちてしまう事は、生死に関わる一大事になりますので脳の機能が落ちないようにすることを最優先にバランスを取っているのです。
つまり脳が重力に対して水平を保たせることを第一に、姿勢バランスを自動的に調整しているわけです。
それでは、肩こりが起きている時の、骨格バランスやその時の筋肉はどうなっているのか?考えてみましょう。
肩こりしている時の身体の状態
肩が凝っている時、背骨に対して頭はどのような位置になっているでしょうか?
通常の正しい姿勢では、背骨がまっすぐな状態のその上に頭が乗っかっています。その状態であれば背骨でバランス良く頭が支えられているわけです。
でも、デスクワークなどをしていると、パソコンに対して視線を向けているので、頭が前に垂れます。背骨に対して頭が前のめりになるわけです。
前のめりにすると、身体としてはそれ以上倒れては困るので、首や肩の筋肉を緊張させて倒れないようにさせているのです。
この緊張が長時間続いたりすると、筋肉のこわばりが起きて慢性的な肩こりにつながってくるのです。
頭が前に垂れていると、自動的に必ず肩も前に出てきてしまいます。肩が前に出てしまうと、またここでこれ以上前に出ないようにと脳が判断し、背中と首周辺を緊張させて、前に行きすぎないようにさせます。
骨格的に肩こりを解消する方法
それなら肩こりを解消するためにはどうすれば良いのでしょう?
重力に対して、背骨と頭の位置関係をリセットしてあげればよいのです。
つまり、ちゃんと背骨で真下から頭が支えられるように姿勢をリセットしてあげれば、ムリな筋肉の緊張を軽減されることが出来るので肩のこりも解消されやすくなるのです。
では、オフィスで出来る簡単なストレッチで姿勢をリセットする方法をご紹介しますね。
1.立った状態で、手を後ろで組んで下さい。 2.肘を伸ばして両方の肩甲骨をグー!と寄せて下さい。 3.胸を開くように顔を天井に向けてください 4.そのままゆっくり深呼吸をしてみましょう
早め早めの心がけ
肩がこるというのは身体からのメッセージです。凝りという症状で体の状態を教えてくれているわけです。
仕事や日々の生活での忙しさから、それをついつい無視してしまうと、だんだん感じなくなって、気がつくともっとひどい症状として現れたりしちゃいます。
早め早めに、こまめこまめにストレッチをしてリセットしちゃいましょう。